プロフィール
Visit Peace 代表
精神科医:田中 宏美
2006年 医師免許取得、以降、精神科医として国公立病院、大学病院、療育センター、児童相談所にて主に児童精神科を専門として従事。
保有資格・所属学会など
医学博士
日本精神神経学会専門医・指導医
精神保健指定医
日本児童青年精神医学会認定医
子どものこころ専門医
日本児童青年精神医学会会員
日本精神神経学会会員
日本トラウマティック・ストレス学会会員
PCIT-Japan会員、CARE-Japan会員
医師になって18年。今まで国立の精神科病院や大学病院、児童相談所や養育センターなどでお子さん自身の治療や、そのお子さんを支えるご家族のメンタルケアに携わってきました。
病院よりもっと気楽に、子どものこころの専門家と対話できる場所「Visit Peace」を運営しています。
専門医や公認心理師、作業療法士などがご家族の伴走者として一緒にご家族のこれからのことを考えるお手伝いをさせていただきます。
医師になって18年。今まで国公立の精神科病院や大学病院、児童相談所や療育センターなどで
不登校や発達障害、感情の調節が困難なお子さんの治療や、そのお子さんを支えるご家族の精神科的治療に携わってきました。
About me
医師を志したその背景には、私の弟が知的障害を伴う自閉症児ということも関係しています。
弟は、私にとって子どもの頃から『なんだかちょっと変わってる子』という感じで、いろいろなこだわりがありますが、
素直でやさしい性格です。共に育つ中で、支援についてなかなか教育や医療に相談できない両親の姿も見てきました。
そういう経験があるからか、外来で出会う患者さんやご家族の日常のこと、学校のこと、将来のこと、
お母さんお父さん自身のメンタル不調など、自分の家族のことのようについ力が入ってしまいます。
社会課題
しかし、今の医療保険制度では医師の診察時間は5〜10分程度でないと病院経営が成り立たない状況です。
さらに、児童精神科の専門医は全国的に数が少なく(埼玉県は私を含め18人)、新患予約待機時間は数ヶ月です。
そして、お子さんが受診を嫌がり初診に来られないと、その日ご両親のお話も聞く場が医療にはありません。
ないなら作る!
そこで、病院受診の手前で悩まれているご家族に必要な医学情報を提供したり
お子さんのこと、ご自身のことなどについて病院よりは気軽にゆっくり対話できる場所を作りたいと思うようになりました。「VISIT PEACE」で一緒にご家族のこれからのことを考えるお手伝いをさせていただければと思います。
これからの展望&こぼれ話
発達障害を学ぶべく児童精神科の道を志しましたが、
外来で「不登校」を主訴に来院されるお子さんと接する機会が多く不安障害やPTSDなどの相談を受けることが増えていました。
VISIT PEACEは、医療機関ではないため診断書を書くことや投薬はできません。
しかし、まずはお子さんのことで悩んでいるご家族の力になるべく、微力ながら医療の枠を超えてできることを模索中です。
ゆくゆくは、臨床心理士や作業療法士などと連携し、お子さん・ご家族に対して、もっと包括的なメンタルケアサービスが提供できるといいなと考えています。